グリーン北杜新年度事業
2023/05/20・21 グリーン北杜新年度事業
グリーンカーテン設置作業 2023/05/20
オオキンケイギク分布調査(明野地区)2023/05/21
◯ グリーンカーテン
5/20(土曜日)天候に恵まれて、グリーンカーテン設置作業実施できました。
まずは、昨年と同様に、北杜市オオムラサキセンターにての設置作業です。
昨年、設置して一冬越した雨水タンクの点検
点検の結果、雨水を冬季に溜めるのは、タンクの破損に繋がるとして、取り外していただいていた、雨樋の設置と、流入確認。
続いて、雨水タンクからの給水確認の点検を実施しました。
昨年撤去してあった、ネットを広げ点検します。
ネット撤去時に、解けていた網目を繕いながら、広げやすい形に仮設的に広げます。
繋ぎ目の、ネットの枡が、正しく繋がるように網目を揃えて行き、危険防止のために、ネットに目立つ虎ロープを通して、視認性を高めます。
小さいお子さん方が、多く訪れる施設なので
子供の目線も気に掛けながらの、思考・施行の作業です。
高所の作業は、適任者メンバーに任せ
下から眺めて、指示のみしている ?
高所が苦手なメンバーです。
あと、1メートル高いと、安全帯を装着しての
作業となりますので、購入が必要かも ?
と参加者メンバーで確認。
👍 流石、2年目となると、ネット張りも慣れた物、同時進行で、肥料敷き込みマルチ作業と、一貫した流れ作業で、瞬く間に
モロッコインゲン、撒きました。
定期的に、会員が見回りに訪れ、水やりや、生育確認をしながら収穫まで見守ります。
(作業終了・作業参加者で記念撮影)
なお、収穫時期になりましたならば、来場者の皆様に、収穫を楽しんでいただく予定になっております。
収穫時期には、是非、オオムラサキセンター来場記念に収穫体験して、
お土産にしてください。
◯ オオキンケイギク分布調査(明野地区)2023/05/21
例年、重点的に駆除をしておりました河川敷には、昨年、思っていた以上の効果が現れ、駆除に徹していた7年間が報われ、継続こそが力なりで、
駆除作業の継続が、大きな結果を生むことを参加者全員が実体験いたしました。
また、駆除作業と同時進行で、例年、市内に分部するオオキンケイギの調査も進めていましたが、北杜市の広さを考え、カバーするには、重点的に調査地域を絞って観ては ? の意見から、本年度は、明野町を重点地域に調査をする事にいたしました。
調査開始前の、マップミーテイング
明野町といっても広大で、熱心に意見交換して、事故に遭わないように安全なルート選考と、調査方法やマッピングの方法を確認して、調査に取り掛かります。
高速道路の側道に沿って咲く
富士とオオキンケイギク。
見事です。
土地の所有者は、外来種であることは
知らないようです。
高速道路の敷地内にも分布が進んでいる。
昨年までの調査で、オオキンケイギクは、
人の移動に沿って、分布することが分かっていたので、こんな所に咲いていると
驚かされたのを思い出しました。
重点調査では、どんな発見があるのか
この時点では、思った以上に分布している
ように思えた。
ここまで来ると、自然にあり過ぎて、整然としており、オオキンケイギク、
恐るべし、多くの場所に静かに整然として侵食分布している。
このことを、多くの市民の皆様に周知し、オオキンケイギクが外来種で、
「駆除対象の特定外来種」であることを、市民の皆様と情報を共有することが大切なんだ、と感じました。また、今回の明野地区の分布調査に同行して観て、
市民目線で、皆様の協力を得やすい対処プロジェクトの必要性を強く感じました。
「情報を知らせる大切さと、情報を共有することの大切さ」を痛感したオオキンケイギク分布調査でした。
戦争と平和を考えさせる「特定外来種」
多くの特定外来種には、渡来してきた理由があり、その多くに戦争という悲しい物語がついてくる場合があります。
今回、オオキンケイギク分布調査の課程で、問題になっていたのが「庭漆(ニワウルシ)・神樹(シンジュ)」の繁殖です。
繁殖状況は、河川敷等を中心に、里山と言われる雑木林の中に多く、写真のように生えています。
問題は、生育の早さと、この植物の持つ特殊作用の「アレロパシー効果」なのです。
里山が無くなる ?
オオムラサキが住めない里山に!!
たった、数年で成長し、生育環境をアレロパシー効果により、自分の生育環境に適した環境にしてしまい、他の共生植物を駆逐してしまい写真のように特徴ある林を作り出しています。この植生には標高が関係しているようなのですが、地球温暖化が進み気温の上昇が続くと繁殖範囲は拡大すると思われます。
詳しくは、こちらのサイトで確認できますので一読して見てください。
https://botanica-media.jp/223
是非確認して見てください。